富士山を望む富士みち商店街にある宿「SARUYA HOSTEL」のオリジナルマフラーです。
SARUYA HOSTELのある富士吉田市は古くから機織りが盛んな地域です。
その始まりは1000年以上前と言われています。

ご宿泊を通して、今もなお続いている機織り産業やそこから生まれる良質な製品についてお客様に知っていただきたく、手に取りやすいマフラーの製作を考えました。
製作にあたり、3代続く機屋「渡邊織物」のブランドWatanabe Textileにご協力いただきました。
素材は、縦糸にキュプラ、横糸にウールを使用しています。
キュプラは綿花の種子の産毛で作られた繊維です。
静電気が起こりにくく吸湿性に優れている為、よくスーツの裏地などに使われています。
そのキュプラのしなやかさとウールのふらりとした柔らかさが合いまった風合いの生地に仕上がりました。
それぞれどんな洋服や部屋にも合わせやすい色でオーダーしており、柔らかく羊の毛のようなホワイトのカラーです。
身に着けるのはもちろんのこと、お部屋にあるだけで心地よさが伝わってくるようなアイテムです。

■生産者の声
SARUYA HOSTELは、2015年に富士山を正面に眺めることができる商店街に魅了され、富士山の麓のまちの富士吉田市に開業しました。
伝統ある織物産業、街中を流れる水、昭和時代の建物や看板、雄大な富士山の風景が見ることができるこの地域の隠れた可能性に魅了され、それを多くの方々に伝えていきたいと感じ創業から10年が経とうとしています。　
私たちは宿の他にも、世界各国のアーティストが滞在、活動できるアーティストレジデンス「Saruya Artist Residency」や、ものづくりと食、アートが交わるカフェ「FabCafe Fuji」を展開しています。
すでにそこにある価値を大切にしながら、現代に寄り添う形で、地方都市社会の新たな風景を作ることをコンセプトに日々営業しています。　
このマフラーを手に取っていた方に、この街の価値が少しでも伝わり、興味を持っていただければ幸いです。

【地場産品に該当する理由】
本市の地場産業である織物業の高い技術を活かし、区域内の事業所にて、一連の工程を行っています。（告示第5条第3号に該当）